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金子 義彦
JAERI-M 8847, 17 Pages, 1980/05
反応度余裕に関する安全基準が満足される可能性を設計誤差を考慮して原子炉の設計段階において定量的に評価するための確率論的手法を提案した。この手法を高温ガス実験炉のいくつかの設計研究炉心に適用して、停止余裕、及び運転余裕に関する安全基準が満足される確率を計算した。Mark-III炉心について、以上の安全基準が標準偏差の3倍の限界に相当する99.7%以上の確率で満足されるためには、コールドクリーンの炉心の実効増倍率及び制御棒、可燃性毒物、Xe、Smの毒作用もしくは炉心の温度上昇についての反応度価値の標準偏差は、相互の相関を無視した場合、それぞれの設計値の0.79及び5.2%以下であることが必要になることが結論された。また、相互の相関を考慮すると、以上の標準偏差はさらに小さい値になることが必要になる。